第3回 もりのカフェ 特別講演会

 

ちょうど1ヵ月前の11月18日(土)に、

毎回ご好評いただいている、もりのカフェ特別講演会が開催されました。

今回の講師は、森山晃嗣先生。

現代の日本人の食生活や生活環境に、本当に必要な栄養素を研究。

その実践に向けて、国内外で講演やセミナーや健康相談を行っている先生です。

先生の提唱する「正常分子栄養学」は、

「栄養はひとつなぎの鎖のようにつながって、初めて機能する」という

ご自身が感銘を受けた、栄養バランス理論に基づくもの。

かつては病弱で、幼いころから病院と薬に頼りきりの生活を送っていたという先生。

脳膜炎、ぜんそく、皮膚炎などを、栄養と食事によって克服されています。

 

冒頭で先生がおっしゃったこと。

「これから、皆さんがうんざりしてしまうような、嫌な話をたくさんします。」

「でも、私の言うことを、ただ信じてはいけませんよ。」

(…何それ??)

 

「人間の身体は、自分の食べたもので作られている」にもかかわらず、

その食べ物を取り巻く環境の厳しいこと。

日本は認可されている食品添加物の数が世界一(!)だそうですし、

農薬の数も世界一(!)なので、今や野菜に含まれている栄養素は、かつての数分の1以下だとか。

 

また、糖質過多の現代食は、いわゆる「新型栄養失調」を生んでおり、

ストレス社会は、必要な栄養素を身体から容赦なく奪っていきます。

 

だから、医学が発達しているにもかかわらず、

病人の数は減らないのだと。

 

この医療費問題、かつてのアメリカにとっても、深刻な社会問題でした。

当時の上院議員が、真の原因を突き止めるために「国を挙げて」の調査を実施。

そこで原因が「食事」にあったことが判明し、

以来、写真のような身体に優しい食べ物を提供する店が、一気に増加したそうです。

(うらやましいですね!)

 

先生が代表を務める、ボタニック・ラボラトリー(株)の社員さん。

試食用のドリンクを、たくさん作ってくださいました。

 

冒頭で先生が、「ただ信じてはいけません」とおっしゃったのは、

米国医大学での学びから、身体を形づくる栄養素について考え抜き、

実験と実践を重ね続けた、ご自身の経験によるものなのかもしれません。

様々な情報が飛び交い、そのたび翻弄されてしまう私たちに、

厳しくも愛のある忠告でした。

問題は山積みですが、

出来るところから、ひとつずつ実践していこうと思います。

 

第3回目となる特別講演会も、お陰様でとても素晴らしいものになりました。

ありがとうございました!